手術を受けようかと、真剣に考えだした当時の私の視力は、すでに裸眼で0.1を切っている状態でした。コンタクトレンズや眼鏡なしでは、自転車にも乗れず、新聞も読めないなど、日常でもいろいろと不自由があったため、やはり思い切って手術を受けようと考えるようになりました。
周囲の反応は様々でしたが、「レーシックを受けようかと考えているんだけど・・・。」と言うと、全員がまずびっくりし、次に強い興味を示してきました。特に、やはり目が悪くてコンタクトレンズや眼鏡を使用している人の場合、非常に強く関心をもつようで、「えーっ、そんな手術があるの?初めて聞いたよ」という人と「その手術のことは聞いたことがあるけど、具体的にはどんなことをするの?」という人がいました。どちらの場合もいろいろと質問攻めにあいましたが、「どこで受けるの?」「値段はいくらくらい?」「実際にはどんなことをするの?」「安全なの?怖そう・・・。」など、いろいろと聞かれる中で感じたのは、みんな安くて安全なのであればレーシック手術を受けたいと心のどこかで思っているんだな、ということでした。
でも実際にはまだまだ現実的でない手術、未来の世界の夢のような技術だと感じている人が多く、「そんなに簡単に視力が良くなるのなら苦労はしない。」と思っているというような印象をうけました。やはり安全面を疑問視する声が多く、私が実際に手術を受けることに対する賛否は、半々といった感じで、「レーザーとはいえ目にメスを入れるなんて危ないよ!」「はじめは良くても、将来トラブルが出てくるんじゃない?もっとよく調べたほうがいいよ。」など、慎重な意見がかなり見受けられました。「ああ、レーシックね。安全な手術だから問題ないよ。」なんていう人は、ただの1人もいませんでした。
両親はもう大反対でした。もともと保守的な考えを持った両親で、耳にピアスの穴を開けた時でさえ「親からもらった体に穴をあけるなんて!」と怒ったくらいですから、まずはちらっと「レーシックっていう目の手術があるんだけど、知ってる?」と話してみただけで、「そんな恐ろしい手術をして、失明でもしたらどうするの。」と、とりつくしまもない反応が返ってきたので、両親には実際にレーシック手術を受けるまで、このことは伏せておくことにしました。
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