とうとう、フラップの作成と視力矯正の施術が終わった。緊張したからか疲れたからか…。体がクラクラしてしまった私。スタッフの方に支えられて、部屋を出る。フラフラしながら休憩室へ向かう。周りは霧がかかったように白くなっているので、目がよくなっているかどうかはわからない…。それよりも、体が重くて休みたい。
薄暗い休憩室。カーテンでしきられているところに入ると、いすがある。そのいすに寄りかかって、15分ほど軽く目をつぶって休む。
「お水でも持ってきましょうか?」とスタッフの方が気遣ってくれる。私はその水を飲んだ。気持ちいい。ようやく落ちつく私。
休憩の間は、なにも考えずにいた。というよりは、なにも考えられなかった。ただぼんやりしている状態。なぜだろう? 疲れきっていたのか?ほっとしていたのか?目によくないので、本当に寝てはいけない。そのために軽く目をつぶる。しかし眠いので、寝そうになってしまう…。
15分後。その部屋の入り口近くで、お医者さまが待っていた。術後診断となる。お医者さまがていねいに目を診察してくれる。異常がないとのこと。ほっとする私。
部屋を出て、スタッフの方と待合室へ行く。待合室へ向かう廊下を歩いているときに、あることに気づいた。あ? 霧がかかったように白くなっているけれど周りが見えている! 待合室で待っている間も、人の顔がはっきりと見える!!うれしい。とてもうれしい。しかし、目が痛い!施術前に渡された薬を点眼してみる。そうすると痛みが和らぐ。
待つこと10分。その後は、明日の検診についての説明を受けて予約をする。私はサングラスをして、クリニックを出た。このサングラスは、外では必ずしなければならない。
施術直後からクリニックにいた間、見えることはうれしかった。しかし、施術が終わった後の疲れや安堵感で、見えるという実感はそれほどない。ただ、施術が終わった。まるで、大きな仕事を終えたような気がしただけである。
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